とうもろこしというと多くの人は食用を想像するが、商品先物市場に上場されているとうもろこしは牛、豚、ブロイラーの家畜飼料として消費されるものが大部 分だ。簡単にいえば、とうもろこしを家畜に食べさせることによって、人間が食肉を消費している。とうもろこしは米、小麦に並ぶ、世界の基幹穀物といって良いだろう。
とうもろこしの用途は飼料用が主流で、コーンスターチ(練り物やビールなどの原料)、食用油(コーンオイル)、異性化糖(飲料水向けシロップ)などがある。最近はエタノール(燃料用アルコール)需要の伸びが著しくなっている。
世界のとうもろこし生産の約40%を米国が占めている。以下、20%を占める中国、ブラジル、欧州連合(EU)と続く。米国産トウモロコシの主要産地は「コーンベルト」と呼ばれる中西部で、この地域の天候がとうもろこしの価格変動に強い影響を与える。