天然ゴムはタイ、インドネシア、マレーシアなど主に東南アジアで生産される。雨期の秋から翌年1月にかけて多く生産され、乾期に当たる2~5月は落葉期で 生産が減るパターン。この時期に需要がひっ迫することがあり、高値を出すケースも少なくない。消費量の60%以上がタイヤチューブで占められ、自動車の生 産と販売がカギ。
天然ゴムは世界で740万トンほどが消費され、その70%以上がタイヤチューブに使用される。このため、世界第1、2位の自動車生産国である米国・日本、そして近年生産台数が急増している中国の自動車生産がゴム需要にとって重要な指標となる。
天然ゴムの生産はおもに赤道周辺の高温多湿地域である。特に東南アジアが最大の生産地域で、タイ、インドネシア、マレーシアの3か国で世界の総生産量の約3分の2を占めている。このため、東南アジアの天候が天然ゴムの供給に影響を与える。